「ホームページは作りたい。でも、できれば費用はかけたくない」――そう思って「無料 ホームページ 作成 おすすめ」と検索された方が多いのではないでしょうか。
趣味や一時的な用途なら無料サービスで十分です。事業として長く運用する場合は、独自ドメイン、検索設定、データ移行、更新体制を比較し、WordPressを含めて選びます。
この記事では、無料ホームページ作成サービスの代表例であるWix・Jimdo・Studioの3つを、制作会社の立場から比較します。無料プランの制限、SEO設定、独自ドメイン、サイト移転の注意点に加え、WordPressが向くケースも解説します。
Wix・Jimdo・Studioとは?3つのサービスをざっくり整理
まずは3つのサービスの全体像を押さえておきましょう。いずれもノーコード(プログラミング不要)でホームページを作れるクラウド型サービスで、無料プランが用意されているのが共通点です。テンプレート(デザインのひな型)も豊富で、パソコンに詳しくない方でも比較的スムーズに始められます。
| サービス名 | 運営会社 | 特徴 | 無料プランの主な制限 |
|---|---|---|---|
| Wix | Wix.com Ltd.(イスラエル) | 機能豊富・自由度高め | 広告表示・独自ドメイン不可 |
| Jimdo | Jimdo GmbH(ドイツ) | 超シンプル・入門向け | 広告表示・ページ数制限 |
| Studio | STUDIO株式会社(日本) | デザイン自由度高・国産 | 独自ドメイン不可・公開制限あり |
いずれも「とりあえず作ってみる」には最適です。しかし、事業で使うとなると評価軸が変わります。ここからは各サービスのメリット・デメリットを正直に見ていきましょう。
各サービスのメリット・デメリットを正直に解説
Wixのメリット・デメリット
Wixは世界的にシェアの大きいサービスで、とにかくできることが多いのが強みです。
メリット
- テンプレートが500種類以上と豊富で、業種に合ったデザインを選びやすい
- アプリマーケットで機能追加ができる(予約・EC・お問い合わせフォームなど)
- 日本語サポートがあるので、困ったときに相談しやすい
デメリット
- 無料プランのURLは
〇〇.wixsite.com/~となり、独自ドメインが使えない - ページ上部や下部にWixの広告が表示され、ブランドイメージに影響する
- 一度決めたテンプレートを後から変更すると、ほぼ作り直しになる
- 表示速度やSEO設定の調整範囲は、選ぶテンプレートやプランによって異なる
- データをWix外に持ち出すのが難しく、引越し(移行)に非常に弱い
実際にサイトを制作・運用してきた立場から言うと、Wixで作ったサイトを「後でWordPressに移行したい」とご相談いただくケースは多いのですが、ほぼ一から作り直しになることがほとんどです。始めるときには気づきにくい落とし穴です。
Jimdoのメリット・デメリット
Jimdoはドイツ発のサービスで、「とにかくシンプル」が最大の売りです。
メリット
- 操作画面がとにかくシンプルで、初心者の方でも迷いにくい
- AIがいくつかの質問に答えるだけでサイト構成を提案してくれる機能がある
- スマートフォン対応(レスポンシブ対応)が自動で行われる
デメリット
- カスタマイズの自由度が低く、デザインにこだわりたい方にはやや物足りない
- 無料プランではページ数・容量が大きく制限される
- タイトルや説明文など、検索向け設定の調整範囲はプランと機能に左右される
- 全体的にデザインの洗練度が物足りない印象を持たれやすい
「とりあえず名刺代わりの1ページだけあればいい」という方には向きますが、将来的にページを増やしたり、ブログで集客したい方にはやや窮屈に感じるはずです。
Studioのメリット・デメリット
Studioは国産のサービスで、デザインの自由度が高いことで人気を集めています。
メリット
- デザインの自由度が3つの中で最も高く、洗練されたサイトを作りやすい
- 国産サービスなので日本語UIが自然で使いやすい
- レスポンシブ対応(PC・タブレット・スマホ表示の切替)が優秀
デメリット
- 無料プランでは独自ドメインが使えない
- 公開できるページ数に制限がある
- CMS機能(ブログ・記事管理)はやや使い勝手に癖がある
- 感覚的には「デザイナー向け」で、一般の経営者がゼロから使いこなすにはハードルがやや高い
デザイン性の高いLP(ランディングページ)や、作品集のような1枚もののサイトを作りたい方には強力な選択肢です。ただし、ブログで集客する中小企業サイトには不向きな面もあります。
無料プランに共通する「3つの落とし穴」
3サービスはそれぞれ特徴がありますが、無料プランに共通する弱点が3つあります。これが後々「無料で始めたのに、かえって高くついた」と後悔する原因になります。
①独自ドメインが使えない
無料プランではURLが 〇〇.wixsite.com や 〇〇.studio.site のようになります。サービス提供者のURLでもGoogle検索に登録される可能性があり、独自ドメインへ変えただけで順位が上がるわけではありません。事業サイトで独自ドメインを勧める理由は、運営元を示しやすく、将来サービスを変更しても同じURLを維持しやすいからです。
②サービス終了・仕様変更のリスク
クラウド型サービスは便利な反面、運営会社の方針変更に振り回されるという弱点があります。料金プランの値上げ、機能の廃止、サービス自体の終了など、自分ではコントロールできない変化に対応しなければなりません。
③移行コストが高い
「無料で始めたけれど、やっぱりWordPressに移行したい」と思っても、ほぼ一から作り直しに近い労力がかかります。データの書き出しに制限があり、デザインもそのままでは移せないためです。
ポイント:「無料で始めたはずなのに、気づけば有料プランより高くついていた」というケースは本当に多いです。サイトを事業の資産として育てたいなら、最初の選び方がすべてを決めます。

WordPressが事業サイトの選択肢になる5つの理由
無料ホームページ作成サービスだけでなく、WordPressも事業サイトの有力な選択肢です。長期運用で比較したい理由は、大きく5つあります。
理由①SEO設定を細かく調整しやすい
WordPressを使うだけで検索順位が上がるわけではありません。強みは、ページごとのタイトルや説明文、構造化データ、内部リンク、サイトマップ、表示速度などを、テーマやプラグインを使って細かく調整できることです。無料ホームページ作成サービスでも同じ項目を適切に設定できれば、検索結果へ表示される可能性があります。
Googleは、ドメイン名に検索キーワードが入っていること自体は順位にほとんど影響せず、検索登録にはGooglebotがアクセスできること、ページが正常に表示されること、検索対象となる内容があることが必要だと説明しています。詳しくは、Google検索セントラルのSEOスターターガイドと技術要件を確認してください。
理由②独自ドメインが当たり前に使える
WordPressは好きなドメインで運用できます。yourcompany.com のような独自ドメインを使えば、同じURLで情報発信を続け、名刺や広告、他サイトからのリンクを蓄積できます。無料サービスでも独自ドメインを使うべきか、SEOやサイト移転との関係は独自ドメインの選び方で詳しく解説しています。
理由③データを完全に自分で所有できる
WordPressは、契約したサーバー上のファイルやデータベースを自社でバックアップし、別の環境へ移行できます。ただし、移行のしやすさは利用中のテーマ、プラグイン、サーバー構成にも左右されます。
理由④利用例が多く、運用情報を探しやすい
WordPressは利用例が多く、公式ドキュメント、制作会社の記事、利用者向けの解説を探しやすいCMSです。テーマやプラグインの選択肢も多いため、必要な機能を追加しやすい一方、更新停止や脆弱性がないかを確認して選ぶ必要があります。
理由⑤長期的なコストパフォーマンスが高い
WordPressでは、サーバー代と独自ドメインの更新費が必要です。テーマ、プラグイン、保守を外部へ依頼する場合は、その費用も加わります。無料ホームページ作成サービスも、独自ドメインや広告非表示などを使うには有料プランが必要な場合があるため、必要機能をそろえた総額で比較します。
※「WordPressは難しそう」という声もよく聞きます。でも、ご安心ください。制作会社に依頼すれば、更新しやすい状態に整えた上で納品できます。納品後の更新は、ブログを書くのと同じくらいの感覚で行えます。
初期費用・ランニングコスト比較
実際にかかる費用を、無料HP系の有料プランとWordPressで比較してみましょう。
| 項目 | 無料HP系(有料プラン) | WordPress |
|---|---|---|
| 主な運用費 | 必要機能に対応するプラン料金 | サーバー、ドメイン、必要に応じて保守費 |
| 独自ドメイン | 対応プランと更新条件を確認 | 外部で取得・更新して接続 |
| デザイン自由度 | テンプレートとプランによる | テーマや実装方法で調整しやすい |
| SEO設定 | 設定項目はサービスとプランによる | 細かく調整しやすい |
| データの管理 | 書き出し範囲はサービスによる | サーバーとバックアップを自社で管理できる |
| 将来の移行 | 書き出しや転送機能の確認が必要 | 移行方法を選びやすい |
月額コストだけ見ても、WordPressのほうが実は安い場合が多いのです。さらに「5年後に引っ越したい」と思ったときの移行コストを加味すると、差はさらに広がります。
「まず試したい」なら無料サービスもあり。ただし条件付き
ここまでWordPressを強く推してきましたが、無料サービスを全否定するわけではありません。用途によっては無料サービスが正解のケースもあります。
- 個人の趣味・ポートフォリオサイト
- 1回限りのイベントLP(ランディングページ)
- 数カ月だけ使うキャンペーン用サイト
- WordPressに本格移行する前のテスト用
こうした用途なら無料サービスで十分に目的を果たせます。次のような場合は、WordPressを含め、独自ドメインと必要な検索設定を使える環境を比較します。
- 事業の信頼性を示すコーポレートサイトを作りたい
- ブログで検索からの集客を狙いたい
- 独自ドメインでブランドを育てたい
- 将来的に予約・EC・会員制などに機能を拡張する可能性がある
迷ったときは、5年後も同じURLを使うか、記事や画像を書き出せるか、移転時に古いURLから転送できるかを確認します。長期運用では、CMSの名称よりも、独自ドメインとデータを継続して管理できることが判断材料になります。
ホームページ選びで後悔しないために
ここまでの内容を、最後にシンプルに整理します。
- Wix・Jimdo・Studioは、手軽にサイトを作る用途に向いている
- 無料プランには、独自ドメイン、広告表示、ページ数、書き出しなどの制限がある
- 検索順位はCMS名では決まらず、内容、クロール、表示速度、内部リンクなど複数の要因で決まる
- 長期運用では、独自ドメイン、検索設定、データ移行、運用体制を比較する
とはいえ「WordPressは自分で設定するのが大変そう」「サーバー契約や初期設定が不安」という声も、ごもっともです。Pharmapiaでは、サーバー選びからデザイン・SEO・運用方法まで一貫してサポートするWordPressサイト制作を行っています。
「自分の事業に合ったホームページはどんな形がよいか」「費用感を一度教えてほしい」――そんな段階のご相談も歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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